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お手入れ 孔食編
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孔食(こうしょく)とは
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孔食とは、鍋にできた白い斑点を触った時にへこみ・ひっかかりが感じられる状態になっていることです。白い斑点を触った時、平らな状態であれば孔食にはなっておりません。白い斑点は、水に含まれているカルシウム・ケイ素・マグネシウム・鉄等のミネラル成分が、鍋の内側に沈殿、付着したもので鍋に限らずヤカンにも固着物として発生します。この白い斑点が進んだのが孔食になります。もともと白い斑点自体は、水に含まれた成分からできた固着物なので害はありませんし、孔食になってへこみができても体に害はありません。へこみができた部分からどんどんへこみが広がってしまうのでは!?削れてしまうのでは!?という不安もあるかもしれませんが、人の手で削られたとしてもミクロン単位と言われております。また、Miyacoの製品はアルミ芯・鉄芯の多層鋼のお鍋が多くあり、表面のステンレスが孔食してしまい、削られていったらアルミや鉄が出てしまうのではという懸念につきましても、人の手でそこまで到達するには何十年と時間のかかることなので大丈夫です。もしも、孔食でステンレスが溶けだしたとしても、ステンレスは有害ではなく、検出できないほどのごくごく微量ですので、健康被害などの報告はありません。
用意するもの
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白い斑点だけでしたら、クレンザーとスポンジがあれば大丈夫です。クエン酸では、白い斑点の周りの虹色部分を取り除きます。
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①クエン酸を入れて湯沸かしする
孔食部分が隠れるように水を入れて、クエン酸を大さじ1杯ほど入れ沸騰させます。沸騰したら、粗熱が取れるまで冷まします。
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②クレンザーで洗います
クエン酸の入った水を流し、クレンザーで洗います。スポンジは粗目のスコッチたわしのついたものをお勧めします。ぐるぐると力強く磨いてください。
クエン酸後 クレンザー後
白い斑点はなかなか落ちづらいのですが、日々、使用後に食器用洗剤で洗いながらご使用いただくのが、お鍋を永くご使用いただける一番の秘訣です。白い斑点が気になるかもしれませんが、ほかの食器やお鍋と同様の洗い方で大丈夫です。特に、パスタをゆでたり、蒸し物をした時に出やすい現象です。お料理の味や健康に影響することはございませんので、ご安心してご使用ください(^^)
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